導入事例

株式会社シンシア

  • コスト削減
  • 運用効率化

動画配信システムが求めたサーバインフラとは

シンシア
シンシア

株式会社シンシア

代表者 梶賀 裕司
事業内容 結婚式、披露宴での映像制作、CG制作(動画/静止画)、TV、CM、企業イベント、遊技機等の映像制作、DVD制作
サービス名 AMO
URL https://www.amo.am/
利用サービス リンクベアメタルクラウド
ジャンル Webサービス
カテゴリー コスト削減 運用効率化
導入前の課題
課題1

CPU性能を必要とするシステムの運用であるため、物理サーバを採用することが前提であったが、従来型の専用サーバはリソースの変更ができないため、ピークに合わせた構成を考えなければならなかった。

課題2

既存の専用サーバ環境にサーバを追加することも検討したが、スタート時はできるだけコストを抑えたいという要件を満たせなかった。

導入後の効果
効果1

物理サーバでありながら状況に応じてリソース変更ができるため、最適なリソースを選択することができた。また、リソースの追加・削除もコントロールパネルから簡単にできるため、性能とコストの最適化が実現できた。

効果2

プライベートVMでシステムを構築し、Webサーバと動画作成システムを同一の環境下で管理。作業効率も上がった。また、プライベートVMホスト上に仮想サーバを追加してもコストがかからないため、コスト削減にもつながった。

シンシアは、銀座と大阪梅田に店舗を構え、結婚式・二次会の演出用ムービーやウェルカムボードの制作、招待状などのペーパーアイテムを販売している。
また、同社が運営する「AMO」(https://www.amo.am/)では、オンライン販売も行っている。

「AMO」が提供を開始した「セーブ・ザ・デート」というサービスがある。「セーブ・ザ・デート」とは、結婚式の招待状を送る前に、予め日程を知らせるもので海外では一般的な習慣である。近年、日本でも注目され始め、同社はカードやポストカードだけでなく、いち早くオンラインでの動画サービスとしての提供も開始した。

事例


これまで動画の制作は撮影、編集を経て作られるものであり、必ず人の手が入っていた。同社は自動で動画を作成するシステムを開発し、「セーブ・ザ・デート」のサービス提供を開始した。利用方法は、利用者が画像やテキストなどのファイルをサーバにアップロードすると、動画が自動で作成される。作成された動画はYoutubeなどに保存され、利用者にURLを返す仕組みである。

このサービスのインフラに「ベアメタルクラウド」を採用した理由を代表取締役の梶賀氏とWEB・IT事業部の牧子氏にお聞きした。

■セーブ・ザ・デート サンプルムービー



動画作成システムを立ち上げるにあたりインフラに求めたこととは

自動で動画を作成するシステムの構築にあたり、サーバには高いCPU性能を求めていたことから、物理サーバを採用する前提で検討していた。しかし従来の専用サーバの場合、リソースの変更が簡単にできないため、ピークに合わせた構成を考えなければならない点やリソース不足やリソースを余らせてしまう可能性などについても懸念があった。

また、システムは最小構成からはじめ、サービスの成長に合わせてリソースを拡張していく形が理想だった。そのため、インフラには状況に応じてリソースの追加や削除ができる柔軟性を求めていた。
さらに業務効率化の観点から既存の専用サーバ環境にあるコンテンツと、自動で動画を作成する今回のシステムを同じ環境下で運用管理することを考えていた。

インフラ移行に求めていた要件

  • 既存コンテンツと新システムを同一の環境下で運用管理できること
  • サーバは高いCPU性能が利用できること
  • サービスの状況に応じてリソースの追加・削除ができること
  • 予算内で要件を満たすことのできるサービスであること

ベアメタルクラウドを採用したポイントと得られた効果とは

システムは最小構成でスタートさせるため、サービスの成長に応じてリソースの追加や削除ができる柔軟性が必要であった。従来の環境に専用サーバを追加した場合、申込みからのリードタイムが長いことや状況に応じてリソースの追加・削除ができない点に懸念があった。一方、ベアメタルクラウドであれば、仮想サーバから物理サーバまで幅広い選択肢があり、状況に応じて最適なリソースを選択できる点やバックアップデータからシームレスに複製・リストアができるため、サーバ運用の効率化を実現できると考えた。

また、システムはWindowsServerで構築することが決まっていたが、ベアメタルクラウドでWindowsServerを構築する場合、物理サーバ上にKVMをインストールしたプライベートVMホストを作成し、その上に仮想サーバとして作成ができる。

プライベートVMは、物理サーバのリソース内であれば、仮想サーバをいくつでも作ることができ、仮想サーバ分の費用はかからないため、コスト削減も実現した。

そのほか、個人情報を取り扱うサービスであることから、個人情報の漏えいなどのセキュリティリスクの低減も重要である。コントロールパネルから簡単にファイアウォールの設定ができることで、定期的にファイアウォールの設定を変更してテストを行いながら、セキュリティに対する意識をより高めることができたと評価いただいた。


最後にこのサービスの展望についてお話いただいた。「現在のサービスはアップロードされた素材をフォーマットにはめ込むように動画を作成するが、今後はその仕組みを活用して、オリジナルムービーを作成できるようにしたい。しかし、オリジナルの場合、お客さまごとに要望が異なるためカスタマイズが必要になる。カスタマイズと自動化の領域をどこで線を引くのか、課題も多いがチャレンジをしていきたい。」と梶賀氏にお話いただいた。

オリジナリティのある動画を自動で作成できる画期的なサービスの実現に向けてベアメタルクラウドはこれからもシンシアさまのインフラを支えていきたい。

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