メールの到達率を左右するIPレピュテーションとは

2018.02.20

スパムメール対策として使われるIPレピュテーション

新サービスや新商品の告知、あるいは運営しているWebサイトの更新のお知らせなど、さまざまな場面で顧客とのコミュニケーションに使われるのがメールです。昨今話題となっているデジタルマーケティングにおいても、顧客接点の1つとしてメールは重要視されていますが、一方でメールが顧客の元に届かないケースがあるのも事実です。このメール到達率を考える際、意識しておきたいのが「IPレピュテーション」と呼ばれる仕組みです。

IPレピュテーションとは、メールが送信されるIPアドレスの健全性を評価して、メール配信時の通信を制限したりする仕組みです。

インターネット上でのメールの送受信において、大きな問題となっているのはスパムメールの存在です。出会い系サイトやアダルトサイトへの誘導、あるいは違法な薬の販売などを目的としたスパムメールは、現在も大量にインターネット上に出回っています。これらはメールボックスの容量を圧迫するほか、重要なメールが埋もれてしまうといった問題もあります。また内容によっては、受信者が不快になることもあるでしょう。

このスパムメールを排除するため、インターネット上ではこれまでにさまざまな取り組みが行われてきました。スパムメールを送信しているサーバが登録されたリストを参照し、そこからのメール受信を拒否するRBL(DNSBL)、あるいはメールの文面などからスパムメール判定を行うスパムフィルタリングなどがあります。こうした仕組みの一種として利用されているのがIPレピュテーションです。

IPレピュテーションの“評判”を左右するポイント

IPレピュテーションでは、対象のIPアドレスの評判(レピュテーション)を元にスパムメールの送信元かどうかを判断し、その可能性が高いと判断すればメール受信を拒否します。またIPアドレスではなく、ドメイン単位で判断を行う、ドメインレピュテーションもあります。

IPレピュテーション

評判を左右するのは、そのメールサーバにおける過去の行いです。たとえば以前にスパムメールを送信していた、あるいはスパムメールの送信元としてIPアドレスがブラックリストに掲載されていたことがあるといった場合、評判が低下してメールを受信してもらえる確率が低くなります。また存在しないメールアドレスに大量にメールを送信する、短時間で異常な量のメールを送信していたといった行為も評判を下げてしまいます。逆にスパムメール送信にかかわった経験がないクリーンなIPアドレスのメールサーバは評判が高まり、メールを受信してもらえる確率が高まります。

顧客に対して送信したメールの多くが相手に届いていないといった場合、このIPレピュテーションが影響している可能性が十分に考えられます。その対策となるのは評判を高めることですが、短期間で高評価を得るのは現実的ではありません。IPレピュテーションにおける評判は時間をかけて積み重ねられるものであり、昨日今日のメール送信に問題がなかったとしても、すぐに評判がよくなるわけではないのです。

ただマーケティング目的のメール送信などにおいて、IPレピュテーションの評判が悪いことは致命的な問題になります。そこで検討したいのが、リンクの「ベアメール」などのメール配信サービスの活用です。これらのサービスではIPレピュテーションを高く保つための努力が継続的に行われており、高い確率で顧客にメールを届けることが可能です。こうしたサービスを利用して課題を回避しつつ、自社のメールサーバの評判を高めるための努力を重ねましょう。

ベアメールはこちらからアクセスできます。→ baremailbanner

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